こんにちは!元塩店のモトミンです。
毎日暑いですねー。季節はすっかり夏。
寒いのが苦手&暑いのはへっちゃらな僕にとっては、この季節が一年で一番過ごしやすいのです!
山や海で遊んだりフェス行ったりBBQしたり、アウトドアをするにもとても良い季節ですよね。
みなさん、熱中症には十分に気を付けつつ夏を満喫しましょう!
さて、わたくしモトミンもそんな夏のイベントの1つに参加してきました。
いや………夏のイベントと言うと語弊がありますが、毎年夏に開かれるイベント【グラビティリサーチカップ2016】
クライミングジム『グラビティリサーチ』で開催されるリードクライミングのコンペです。
開催は7月23日なのでだいぶ前の事になってしまいましたが、せっかくなので初体験のコンペについてレポートしようかなと思います。
7/23(土)
開催場所は「グラビティリサーチなんば」。そう、大阪です。
すぐ近くに「なんばグランド花月」があり、ちょっとテンションUP。…てそんなことはどうでもいいか。
そんな賑やかな通りの一角に建つビルの中に、どどーんとこんな大きな壁がありました。
予選課題はすでに公開されていたので、自分の登る課題も見ることができます。
オブザベーションしているうちに、どんどん人が集まってきました。
ひと、めっちゃおるやん!
思わず関西弁に。
子供から大人まで沢山の参加者が集まっていました。
ちなみに今大会のクラス分けはこんな感じ↓
ファンクラス女子 | | (5.11aまで)15名 |
ミドルクラス女子 | | (5.11dまで)15名 |
エキスパートクラス女子 | | (5.12a以上)10名 |
ファンクラス男子 | | (5.11dまで)25名 |
ミドルクラス男子 | | (5.12dまで)25名 |
エキスパートクラス男子 | | (5.13a以上)15名 |
※グレードはすべてオンサイトグレードになります。
※各クラスとも小学校4年生以上の方がエントリー可能です。
※各クラスとも定員になり次第締切りとなります。(申込受付順)
※グラビティリサーチカップ公式HPより抜粋
僕はファンクラスにエントリー。オンサイトグレード【5.11d】までのクライマーが対象です。
今の僕のオンサイトグレードは【5.11a】、レッドポイントでも【5.11a/b】くらい。
その筋肉で!? (もっと登れるんじゃないの?の意) とよく言われます(笑)
ファンクラスには小学生の姿もちらほら。いやまて、よく見れば大人よりも小・中学生の方が多いのでは?
おじさん緊張してきた。
そうこうしているうちに予選の時間。
予選はフラッシュ形式(他の人の登りを見てもOK)で2本。
まずは運営スタッフさんやセッターさんがデモンストレーションで各課題を登ってみせます。
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ファンクラス男子1本目のデモ |
その後、各クラス番号順に予選が始まります。
このメインウォールに全クラスの課題がつまっているので、一斉に6人が登ることになります。
なかなかの迫力。
自分の順番を待ちながら緊張しつつも、他の人の本気の登りをみてワクワクしていました。
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さあ、はじまる! |
そしていよいよ自分の番。めっちゃ緊張してきた。
ハーネスを締め直し、ロープを結んで……あれ、エイトノットがうまくできない!
手が震える~~
ビレイをしてくれるスタッフの方にもチェックしてもらい、なんとか準備できたら……
アナウンスに従って、スタート!!
※残念ながら、予選1課題目を登っている写真は撮ってもらうのを忘れておりました。余裕なさすぎですね(笑)
リードクライミングは、ルート上にある支点に自分のハーネスに結んだロープをかけて、安全を確保しながら登っていきます。
つまり、登る以外にも確保するための動作(クリップ)が必要になります。そして、このクリップをスムーズにできるかどうかも、登れるかどうかに関わる重要な要素になってきます。
なので僕も練習しましたよ。
今こそ!元塩の壁にクイックドローをかけてコソ練した成果を見せる時!
と、意気込んでみたものの、一つ目のクリップが上手く出来ない。
ゆらゆらとゆれるカラビナを捕まえようとするものの、また手で弾いてゆらゆらゆら……
結局10秒くらいかけてやっとクリップ出来ました。緊張っておそろしい。
その後は順調に登り進めるも、動きが硬いのが自分でもわかる。
そして、多くの選手がフォールしていた核心部分。
もう手が限界!でもムーブを起こして手を出せば、次のホールドを保持できなくてもポイントになる!
いっけぇぇぇえ!……ぅぅうわああっ!!
落ちました。無念。
初コンペでのクライミングはこんな感じでガチガチでした。
正直なところもっと上まで行けると思っていたのですが、そうはいきませんでした。
緊張もありましたが、多分普通に登っていてもあそこで落ちていたと思います。これが今の実力なんだなーと実感。
1本登ったことで少し会場の雰囲気にも慣れてきて、予選2本目は少し余裕をもって臨めました。
前の選手の登りを見てオブザベーションはバッチリ! そして予選課題2本目スタート!
今度はスタートから順調に進みました。中盤にある核心部までテンポよく登るべし!
しかし、体がついてこない。
最初のうちはよかったものの、一手出すごとに、ムーブを起こすたびに、指の力が削り取られるのが分かります。
そして例の核心部。
なんとなく持てているようなホールドの、深いクロスからの体の返しが厳しい!でも何とか返して次のホールドへ……
手は出したものの、ここで落下。核心は越えられず、でした。
予選終了後、しばらくして結果がでました。
参加17名のうち決勝は上位5名。僕は8位でした。
そんなこんなで、僕の初挑戦が終わりました。
悔しかった!
でも楽しかった!
コンペは普段のクライミングとはまた違った緊張感、高揚感があって、貴重な経験になりました。
登る方も、応援する方も、熱の入ったクライマーが集まる大きなイベント。
ここにいる誰もが多かれ少なかれクライミングに対する情熱をもっていて
そんな人たちのエネルギーで満ち溢れている。
そんな会場でクライミングが出来るわけだから、そりゃあ楽しくないわけないですよね。
エネルギーをもらえたからなのか、なんだかモチベーションが上がってきました。
また機会があれば、出てみようと思います。
クライミングの楽しみ方はひとそれぞれ。
コンペに出るというのも楽しみ方の1つだと思います。
このブログを見て下さっている方で、もしコンペに興味があるのなら、是非出てみることをお薦めします。
新しい発見があるかもしれませんよ。
元塩店 モトミン