今年の夏は何だかおかしい……と、最近の天気を見てると感じます。
突発的な豪雨や風、そして雷。いきなり来るので何度ずぶ濡れになった事か…(笑)
濡れるくらいで済めば良いですが、水害や落雷などは怖いですね。
アウトドアを楽しむ際にはみなさんも十分お気を付けください。
さて、そんな天気に若干不安を抱きつつも、先日3連休を利用して剱岳(つるぎだけ)に登って来ました!
剱岳は北アルプスの北部にあります。山頂の標高は2999m。覚えやすい!
2009年公開の映画「劔岳 点の記」の舞台としても話題になった山です。
名古屋を深夜に出発し、明け方に着いたのは富山県の立山町にある立山駅。
まずは立山黒部アルペンルートを使い、富山県側の立山駅から登山口となる室堂まで向かいます。
立山駅~美女平 ケーブルカー
美女平~室堂 バス
を乗り継ぎます。
アルペンルートとは…こちらをクリック♪
立山駅~室堂間で往復4310円でした。
でも、そのおかげでバスに乗っている間はゆっくり仮眠をとることができました。
室堂に到着したら、早速シュッパーツ!
何も見えない!
今回はお客さんのAさんと二人での山行です。
途中から濃い硫黄の匂いが…風向きによっては鼻がひんまがりそうなくらいでした。
「地獄谷」
何度か耳にしたことがある「雷鳥沢」のテント場。
平日とはいえ、お盆の時期にテントがこれだけしかないのは珍しいそうで。
まあ、雨なのでそりゃ人は少ないですよね。
下りて登って、やっと剣御前小舎に到着。
この直前の登りがしんどかったー。
ちょっと休憩したらまた下り
昼頃に本日の「剣沢」テント場に到着。
やっと重い荷物から解放される~
野営管理小屋に野営料(1泊1張500円)を収めてから ささっとテントを張って軽くお昼を食べると、一気に眠気が…
夜まで時間があるので、テントで昼寝をしていました。
そして16時ごろ。Aさんの声に起こされテントを出てみると…
めっちゃ晴れとるー!!
初めて目にした剱岳。厳つい山だなー。すごい迫力。
夕飯はテントの外で、剱岳を眺めながらAさん特製のキムチ鍋とビールでカンパイ!
山の上でこんな美味しい鍋を食べられるなんて贅沢…
最高のひとときでした。
そして夜は星もキレイでした♪
翌朝。というか深夜。2時すぎに起きだして準備して出発!
この日が本番で、これから山頂にアタックするのです!晴れてよかったー
30分ほど歩いた剣山荘から剣沢を振り返ると、同じく山頂に向かう登山者の灯すヘッドランプの明かりが点々と続いています。
浮き石が多く、うっかりすると落石につながることもあるので、気を使いながら慎重に登ります。
また、剱岳は手を使って登る個所がたくさんあります。
クライミング楽しい!
どんどん高度があがっていきます。キモチイイ!
ここで写真に写っている方は、深夜の登り始めに道を間違えた結果、ご一緒する事になったSさん。福岡から来られたそうです。
Sさんもクライマーなので、登りながらクライミングの話で盛り上がりました。
雪渓。上から見るとまたスゴイです。
最大の難所として有名な「カニのたてばい」
滑落する人が多いという。
気を引き締めて登りました。
山頂までもう少し。というところですーっと目の前を雲が流れてきました。
不思議な光景だなー。
そしてやっと!
やっと着きました!2999mの山頂。
今までの登山で一番岩登りが多くて、緊張する場面が多かっただけにスゴイ安堵感。
登れてほっとしました。
周りには他にも10名ほどの登山者がいました。山頂でお弁当を広げたり、写真を撮りまくったりと、それぞれ山頂でのひと時を過ごしながら、どなたの顔も、達成感に溢れていました。
僕はおやつを食べながらぼーっと遠くの山を眺めていました。
時が経つにつれ徐々に混んできたので下山開始。
下りの難所は「カニのよこばい」
剣沢と逆方向を見れば、富山の町が見えました。
こんな池や雪渓だったんですねー。登りの時は暗くてみえませんでした。
剣沢に帰還!疲れたー。
二日目もここで泊まって、翌朝に室堂へ帰ります。
後は寝るだけなので剱岳を眺めながらのんびりビールを飲んでいると…
あれ、雲行きが怪しくなってきた。
あっという間に真っ白。そして次第に降り出す雨。
そんなわけで、二日目の夕方から雨が降り出し、翌日まで降り続きました。
でも山頂アタックの日に晴れていてよかった!
運が良いとしか言いようがないですね。
3日目、暗いうちから下山開始。何も見えない!
雷鳥沢。
二日前は3張くらいしかなかったテントも激増してました。
カラフルでこれはこれでキレイですねー
そして室堂に無事帰還。
お疲れ様でしたー!
というわけで、2泊3日のテント泊登山は無事に終了しました。
中日だけですが、天気に恵まれて本当に良かったです。
重い荷物を背負って何時間も歩くのは本当にキツイのですが、やっぱり山の上にいる時間はとても充実してて楽しかったです。
山には不思議な魅力がありますねー。
すっかりハマってしまいました。
登山をされている方や、まだしたことないけど興味のある方など、ぜひぜひ私モトミンに声をかけてください。
そしてよければ一緒に登りましょう!
さて、次はどの山に登ろうかな。
モトミン
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