2016年10月14日金曜日

化繊ダウンのみ・りょ・く

ズットンにアルバイトスタッフとして入ってから
なけなしのお給料を溜めて購入したアトムLTフーディ。

まだまだ現役できれいなブルーですが
よく見るとさすがに使い込んだ感がわかります...

化繊ダウンというとあまり聞いたことが無いという方も多いと思いますので、その魅力について簡単にご紹介したいと思います。

ダウンジャケットは生地と生地の間に空気の層を作り、その層が暖かい空気を閉じ込めて保温性を発揮しています。この層の中に羽毛を入れるか、化学繊維のワタ(化繊ダウン)を入れるかで違いが出てくるんです。

化繊ダウンは雨や汗で濡れたり蒸れたりしてもヘタレにくい(層がつぶれにくい)ので、保温効果が維持されやすくなっています。
羽毛のダウンを着て雨に打たれた時、袖口が潰れてしまった経験のある方もいらしゃるのでは?

羽毛と比べると縫製部分などからのワタの抜けが少ないのも特徴の一つ。中身が抜ければ層を維持しにくくなりますから、もちろん保温力も弱くなってしまいます。


とはいえワタが抜けないようにするため、従来は生地そのものを強くしなくてはいけなかった。すると...
通気性が落ちる
暖かい空気がん抜けにくくなる
保温力UP!

というメリットと同時に、生地が呼吸しにくくなるため蒸れやすくなってしまい、行動中に使いにくくなってしまいます。

そこでアークテリクスは生地ではなく中身のワタに着目し、特殊な化学繊維である「コアロフト」を開発しました。
1.弾力を維持する太い繊維
2.保温力を維持するための空気の層を作り出す細かな繊維
この2種類の繊維の混合によって作られているワタが「コアロフト」

「コアロフト」は...
①抜けにくい特殊な構造のワタ→生地の通気性を維持できるので蒸れにくい
②化学繊維のもつ速乾性→濡れても乾きやすい
という、山はもちろん街で自転車に乗るときなど、動きながら着るときにこそ、その違いがわかる特徴を持っています。
そしてもちろん...
③二種類の異なる繊維を組合せている→ワタの層が維持され保温性も高い
という、防寒着に必要な機能も確かなものです。

ちなみにアトムシリーズのジャケットには【AR】と【LT】というカテゴリがあります。
①の特徴をより強く持っている【LT】
ワタの量は少なめ。脇下にベンチレーションのため伸縮性素材を配置。

③の特徴を重視している【AR】
全体のワタの量が多めになっています。

と考えていただければいいと思います。

さらに生地の製造にあの「東レ」が関わっているのも面白いですね。

デメリットとしては羽毛と比べると重たいこと、そして小さくなりにくいので収納力はまえることでしょうか...ちなみにこんな動画もありました。




アクティブな方にぜひ一着持っていただきたいジャケットをご紹介しました。

あ、ちなみに洗濯機洗いできるのも重宝している理由です。


最近だとパタゴニアの「ナノエアーフーディ」も話題ですね。そちらも要チェックです。
オオムラ


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