ロープクライミング経験者対象の講習。＜ロープクライミングアドバンスコース＞という事で岐阜県各務原市の伊木山にて講習を行いました。
今回ご一緒したＵ田さん、Ｙ野さんはご自身でもすでに岩場やジムでロープクライミングを楽しんでいる経験者ですが、基本のロープワーク・クイックドローの回収・結び替えなどより安全に楽しく登る為の技術を学びたい！という事で晴天の岩場で楽しく学んでいきましたよ～
駐車場からの激狭いアプローチ（以前の記事）を通って約1分。
早速登る準備です☺
標高の無い伊木山は暑くてシーズンも終盤。ですが日陰に居れば、湿度も低いので快適で人も少ないので以外と穴場。
とりあえずは登りましょう。看板ルート（勝手に）の壁の真ん中を行くカッコイイラインの5.9をトライ。経験者のお二人はトップロープではサクサク。
じゃあ早速リードしてみますか！
岩場でのリード経験もあり、最近ボルダーで1級を登れた（グッジョブ！）Ｕ田さんは1トライ目で完登！さすが。クリップ動作も上手でしたね。Ｙ野さんもトライしましたが、日の当たる壁はヌメヌメ。無理せず戦略的敗退。だって今日は登り以外の技術練習がメインだもの。
風が通ると気持ちいい～。穏やかな日です(^^)
休憩の後は”傾斜のある壁にセットしたクイックドローを回収”。
ビレイ動作も様になってますが、細かい立ち位置や動作にもアドバイスしていきました。
傾斜のある壁でのクイックドローの回収は思ったより重労働（汗）。Ｙ野さん汗だくで頑張りました。基本の技術なのできっちりやっていきました。
パートナーを確保するための必須アイテム。今回はグリグリやATC PILOTなどいくつかのビレイ器を使って、その操作性や違いなども感じてみました。
写真の”ATC PILOT"。多少慣れは必要な物のチューバ―タイプの滑らかなロープの繰り出し+ブレーキアシスト機能でより少ない力で制動が出来ます。自分的最近のヒット作。使いやすいです。実際使ったＵ田さんも納得。
そしてこちらは今月発売予定のスカルパ”マエストロMID"。クラックやマルチピッチのクライミング用に開発されたモデル。くるぶしまで保護できるミドルカットのフラットシューズ。今回岩場デビューでしたが好感触。長時間履くことを想定して1サイズ大きいのを履いてますが（普段の本気シューズはスカルパでEU38）細かいフットホールドにしっかり立てる＆ソールがフラットなのでスメアも良しでした。まだまだ未知数なものの、細かいフットホールドが続くボルダ―課題なんかにも良さそう。個人的にはミドルカットな見た目も萌える。
さてさてそしてお次は”結び替え”。これも必須技術。当たり前ですが、終了点にカラビナが無い場合には出来ないと降りてこれませんからね。しかしこれが覚えちゃえばなんてことはないですが、最初は頭がボンバヘッド。
頭が混乱しながらも、楽しそうに何回も練習している姿が印象的でした。新しい事を覚えるのは楽しいですよね。
こんがらがった頭をリフレッシュ。今回の最難ルート。グレードは5.10Ｃ。短いルートなのでムーブが厳しいです。が、Ｕ田さんは何回目かのトライでトップロープながら完登！
最後はカッコイイロープの纏め方をとのリクエストにお答えして”バックパッカーズコイル”でキメて〆。カッコイイ！
ボルダリングとはまた違った達成感や楽しさ。ロープクライミング講習の次回は秋口から。興味のある方は是非ズットンの講習で新しい体験にチャレンジしてみてくださいね！
こし川
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