2016年7月17日日曜日

スタッフの休日 サブミッション「マキネッタでコーヒーを淹れよう」

「アウトドアでおいしいコーヒーを飲みたい」

寒風の抜ける岩場でロッククライミングをしていて、雪山をスノーシュー着けて歩いていてふと考えてしまうコーヒーのこと。
保温ポットを持って行ってみたり、すぐ冷めてしまうからサーモスの山専ボトル(これはこれで良い感じ)を買ってみたりしました。

みましたが...

淹れたてを飲んでみたい、不便だけど試してみたい!!

というわけでこれをザックの中に忍ばせて、まずは夏山へ行ってみました。
左:SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター
右:ビアレッティ 直火式エスプレッソマシーン

見慣れない方も多いと思いますので、まずは直火式エスプレッソマシーンの説明から。

エスプレッソは高い圧力をコーヒー豆にかけることで抽出を行います。これにより少量の湯だけでコーヒーのエキスが抽出されるという仕組み。

 
カフェなどでみられる機械式のエスプレッソマシーンはポンプによって高い圧力をかけるのが一般的です。より濃厚で、いわゆるクレマ(注いだ際に表面を覆う独特の泡)が立ちやすい。


対して今回使う直火式エスプレッソマシーンは、その名のとおり水を直接火にかけます。その際に生まれる蒸気圧を豆に加えることで抽出を行います。機械式と比べ圧力は弱く、クレマもほとんど無いのですが、持ち運びやすさや価格のリーズナブルさなどメリットも多く、豆のひき方などに気をつければ十分おいしいコーヒーが楽しめます。

今回は直火式エスプレッソメーカーを作るビアレッティ社(イタリア)の器具で作ってみました。

まずは一番下部の部分、豆の受皿の下に水を注ぎます。
受皿を置いて挽いた豆を入れます。 

ハンドルのついている部分をかぶせて固定。




火にかけます。


沸騰した水が蒸気となり、豆に圧力がかかります。
圧力がかかった豆を通った水分が、コポコポという音とともに上部の管を通って溜まっていきます。
シューシューという音が飲み頃の合図。

お砂糖を入れて、混ぜたら完成!
(今回はスティックシュガー2本)

 先ほど登ってきた唐松岳に乾杯!

ビアレッティ社のサイトにわかりやすい映像がありましたw

真っ青な空の下で淹れたてのコーヒーを飲むのはまた格別!
新しい楽しみ方を見つけたかも♪


もちろん外で作るので気温や風の影響でお湯を作りにくいこともあります。

この日も風が強かったので上着を羽織って作業するほどだったのですが
耐風性のあるSOTOのバーナーを使ったおかげか
準備開始からほんの15分ほどでおいしいコーヒーを味わうことができました♪
ちなみにSOTOバーナーは愛知県豊川市に本社をもつ新富士バーナー株式会社の製品。
ズットンと同じ愛知県内にあるというだけで親近感がわきます。

安全性や耐久性などアウトドアでの使用において求められる品質を追求するため、素材はできる限り日本のものを使用。基本的に燃焼器具は自社工場で製造するという徹底ぶり。

キャンプ用のアイテムもあるので嗜まれる方はチェックしてみては?

豆のひき方や種類を工夫すればもっとおいしくできそうです。
次は何を試してみようか思案中のらっちょでした!

オオムラ

※登山道やクライミングエリアなどのアウトドアフィールドでは、安全のため火を使ってよい場所が限られています。使用する場合には事前にしっかりと確認してから、温かい食事や飲み物を楽しんでください。



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